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救命救急の看護師を目指すならどんな勉強が必要なのでしょうか?

救命救急には色々な病気のしかも重症の急患が集まりますから、看護師として仕事をするには幅広い知識が必要です。

でも今、もし全く違う分野で働いているあなたなら、思いもしないようなことを勉強しなければいけないかもしれません。

どんな勉強が必要になるのか?どんな勉強の仕方が良いのか?少し見てみましょう。

救命救急ではどんな分野の勉強が必要になるのでしょう?

全科に渡る疾患の医学的知識

救命救急にはほぼあらゆる診療科の重症急性患者がやって来ます。

特に、二次救急の病院では来ないような脳血管障害・脳損傷を伴うような頭部重症外傷・心血管疾患(特に心筋梗塞・大動脈解離・大動脈瘤破裂など)・重症外傷・多発外傷・重症熱傷・薬物中毒などは多く患者さんが訪れるので知識が必要です。

その他では小児科・産科も患者さんが多く訪れる領域です。

もちろん解剖整理から病態生理までの知識が必要です。また、薬理や臨床検査・医療機器などについても知っておかなければなりません。

そのうえ、救命救急に運ばれる患者さんはあまり教科書的ではない、つまり型にはまった状態ではないとも言えるので、ただ暗記するのではなく、関連性を考えられなければなりません

また、私たちは医師ではなく看護師ですので、その医学的知識を看護に繋げられるようでなければ知識として十分役に立つとは言えませんよね。

患者さんの時期に応じたこと、未来のための急性期看護

救命救急は重症患者さんの急性期を主に扱うので、急変対応や急性期看護についての知識はもちろん必要です。

そして、私たちが扱っている急性期や超急性期の命をなぜ助けるのか・なぜ看護するのかと言えば、その後の未来があるからです。

「未来」とはどのようなことかと言えば、その後の日常生活や社会生活です。

ですから最近は救命救急でも重視されるのは、二次障害の予防や急性期リハビリテーションです。ここに力を発揮するのは、医師の治療だけではなく看護の力であることは言うまでもありません。

つまり、その時に命を助けるだけでなく未来を念頭に置いて、二次障害予防や急性期リハビリテーションなどについてもしっかり知識や技術をつけておくことが大事なのです。

体以外のこと、心のこと

急性期看護、特に救命救急のように命を脅かされるような重症の場合には精神的なケアがとても大切なのは皆さんご存知のとおりです。

危機状態における精神的ケアは、救命救急看護師が果たすべき重要な役割であり仕事です。

多くの患者さんや家族は危機的状況にあるわけですから、看護師としても心理的危機に陥っている人の心理状態・精神病理や精神的看護・コミュニケーションなどに関する知識は欠かすことができません

特殊な状況や災害に関すること

近頃は大きな地震が立て続けに起こっており、また今後も起こる可能性が指摘されています。東日本大震災の際にも特に災害急性期には多くの救命救急看護師や救急看護師が活躍しました。

他に救命救急に多くの患者さんが運ばれる特殊な状況としては、大火災や多重事故、テロなどが考えられます。

これらはそれぞれの状況に特徴的な患者さんが運ばれていて、それに応じた看護が求められます。

特に地震では、被害の状況に応じて外傷・熱傷・津波肺など特徴的な傷害が起こります。また被災後の時期によって患者さんの構成が変化するため必要とされる看護も変化しますから、その時期と看護についても知っておかなければなりません。

加えて、こういった特殊な状況では必ずしも人的にも物的にも充足された状態とは言えない中で医療処置や看護をしなければならないため、知識や経験に応じて工夫し、管理する能力が求められます

さらにそこに接する大多数の人々の心理的状況も通常とは異なります。地震のような大災害では自らが被災者となりながらも、被災者の受け入る側にならざるを得ないこともあります。

こういった特殊な状況では、救命救急看護師の力が求められることが多いので、知識をつけて置いたり、備えておくことが必要なのです。

救命救急の看護師はどうやって勉強しているの?勉強に必要なことは?

あるある?救命救急の看護師の勉強についての悩み

ここまで勉強するべき内容について見ていると、勉強することが多すぎて目が回りそうになった人もいるかもしれません。他に困ったことはありませんか?

勉強することが多すぎる、教科書や本のとおりにはいかない、知りたいこと欲しいことがそのまま載っている本が少ない・見つからないというのは救命救急について勉強しようとするとよく行き着く悩みです。

また、医師も同様に診たことのない患者さんに悩んでいます。だってそうでしょう?特に多発外傷患者さんなんて、誰かと全く同じケガをして来る人のほうが少ないかもしれません。

でも、みんな看護したり診療しています。どうやって勉強しているんでしょうか?

まずは基礎、正常から

王道ですが、まずは基礎からあるいは正常から遡って勉強することです。

たとえば、心筋梗塞の患者さんの看護を勉強したければ、看護の土台になるのは心筋梗塞に対しての治療や診断です。ここから離れては看護とは言えません。

そして、治療や診断の意義や目的・効果を理解するには、その病気の病態生理を知らなければなりません。そして病態生理を理解するためには基礎あるいは正常として解剖生理は欠かせません

このように、まずは正常な体の位置や仕組みや働きや反応を解剖生理から深く知ることが大事です。これがあるから、異常な状態(病気やケガ)の体の反応や成り行きが理解できるのです。

また、心筋梗塞の看護を勉強するのに、いきなりPCPSやIABPを使わなければならないような重篤な3枝病変の勉強をするとかではなく、オーソドックスにカテーテル治療で順当に治療し回復できる基本的・典型的な症例から勉強すると理解しやすいですよね。

回り道を近道にするための思考過程と無駄な暗記を省く工夫

ここで、「すぐに心筋梗塞の看護ができるようになりたいのに、解剖生理からなんて勉強していられないし、頭に入りきらないよ」という慌てんぼうさんもいるかもしれません。

しかし、解剖生理は病気や看護の勉強をする上では、建物の土台の部分に当たるので避けることはできないと言っておきましょう。

しかし、全てのことを理解したり覚えることは誰にも不可能なことです。ここで一つ気づくと楽になるのは、「実はすぐに覚える必要がある事柄は少ない」ということです

実際に最も緊急で覚えなければならないのは、蘇生処置の流れや連絡体制などでしょう。

なぜなら、看護のために勉強したことは丸暗記すべきことでもありませんし、丸暗記したからと言って処置ができるようになったり判断ができるようになったり素晴らしい看護ができるようになったりするものでもないからです。

それよりも、様々な患者さんに接して病態を見たり、その時の医師の指示を聞いたり、他の看護師の看護を目にしたりといった実際の場面の中で、考えるときの材料にするときにこそ勉強した知識は生かされます

そして、勉強した事柄と経験した事柄から「なぜこうなっているのか、なぜこの治療や処置が必要なのか、やるべき看護は何か、患者さんはこれからどうなるのか」などと思考したことが経験になり、自然と記憶になり、実になっていきます

また、緊急の際など動揺している時には自分の記憶も当てにならないものだと心得ておきましょう。

勉強した事柄を直ちに覚えるよりは、何かあったときに自分がすぐに目にできる形にしておく、例えば整理された持ち歩けるサイズの手帳を作るなどのほうがよほど効率的で効果的というものです。

また、しっかりと医師や同僚看護師・薬剤師や技師とコミュニケーションして自分の考えや知識だけに頼らずに色々な人の知恵や考えを借りて、自分のわからないことを不明確にしないことも大事です。

日ごろ接するところに勉強の材料があるかも!

すでに救命救急看護師として働いている方から見ると、「たくさん勉強しなくちゃ!」というのはかなり切羽詰まった悩みかもしれませんね。

そんな方のために典型や基礎から勉強する方法の別の近道をお話しましょう。

例えば、救命救急に運ばれる症例の中でも先ほど挙げたようなカテーテル治療で改善する比較的軽度の心筋梗塞や、脳梗塞のアルテプラーゼ療法、クモ膜下出血患者の手術前の管理など病院によっては取扱いがマニュアル化されている場合もあります。

勉強しやすい別の一つの手はこのようなマニュアルを使って勉強する、ということです。

また、救命救急では応急処置を手早く楽にするために業務の空いた時間やフリー業務時間に処置キットを組む作業を行っています。あるいは人工呼吸器や点滴ポンプや除細動器などは毎日点検業務をしているはずです。

こういった作業の中で、処置キットを組みながら処置の段取りを振り返ってみたり、人工呼吸器のモードの勉強をしたり、除細動器の使い方を知っておくと頭に入りやすいですよ。

まとめ

どうでしたか?やっぱり救命救急の勉強は大変だなと感じたかもしれませんし、これなら興味をもってできそうだな・やれそうかなと感じたかもしれません。

いずれにしても、「救命救急の看護師」ですから、命を救うのに勉強に手を抜くわけにはいきません。ここはある程度腰を据えて勉強しなければ・・・。

と思ったところで、一つ忘れかけてはいませんか?

勉強するにはもちろんあなた自身の努力が必要ですが、病院の教育体制や指導体制も大事です。また、救命救急は病院内でも独自の看護師のラダーを持っているところも少なくありません。

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