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救命救急看護師のやりがいはこれ!これだから面白い救命救急

救命救急は大変そう・きつそう・責任が重そう・怖そうなどマイナスのイメージもあるかもしれませんが、いえいえ、それだけではありません。

救命救急で働いた看護師にはそのやりがいに取りつかれてしまう人もいます。取りつかれるほどの魅力とはどんなものなのでしょうか?

この記事を読めば救命救急のやりがいはどんなものなのか、なぜそうなのかがわかりますよ!

救命救急の看護師のやりがいは何だろう?みんなの本音を聞いてみたの巻

救命救急の看護師のやりがいは何だろう?と疑問を持った看護師が、みんなにやりがいを聞いて回ったら、思わぬ本音が飛び出したというお話をご紹介します。

 

救命救急の看護師のやりがいは千差万別!意外もやりがいもあったよというお話

異子:循環器内科から救命救急センターに異動になった5年目の看護師。

循代:異子の同僚の循環器内科の看護師

同美:救命救急センターの5年目の看護師。異子とは看護学校の同級生だった

プリ之:救命救急センターの7年目看護師。異子のプリセプターのような存在

隊花:救命救急センターの8年目の看護師。DMAT隊員。

リダ奈:救命救急センターの15年目の看護師。チームリーダーを務める

 

日勤後。病院近くのカフェ。

循環器内科から救命救急センターに異動して1週間経った異子が、循環器内科で一緒に働いていた循代と勤務後に待ち合わせをしてコーヒーを飲んでいる。

循代:「異子、救命救急センターの仕事はどう?」

異子:「まだ異動して1週間だもん。わからないことばっかり。毎日緊張するよ」

循代:「なんか、救命救急センターってやりがいなさそう。患者さん、意識がない人ばかりじゃない?患者さんと会話できないんでしょ?」

異子:「確かに、意識がない人ばっかり。挿管してる人も多いし」

循代:「やっぱりそうなんだ。ねぇ、救命救急センターのやりがいって何?」

異子:「え?やりがい?・・・えーっと。何だろう?」

循代:「救命救急センターってやりがいないんだ。なんかかわいそう・・・。やっぱり循環器内科が最高だよね。やりがいを感じながら働けるし!」

異子:「・・・(救命救急センターだってやりがいはあるはず。でも、まだ答えられないのが悔しい!!!)」

 

翌朝。救命救急センターのナースステーション。

昨日の循代からの「救命救急センターでのやりがい」に答えられなかった異子は、同僚看護師に聞いてみることにした。

異子:「ねぇ、同美。救命救急センターのやりがいって何?私、昨日循環器内科の友達から質問されたんだけど、まだよくわからなくて答えられなかったの。そしたら、『やりがいマウント』取られちゃったよ」

同美:「やりがいかぁ。私は初療で心拍再開した時かなぁ。『患者の命を助けた!』って実感するし

異子:「なるほど。私も初療に入るようになったら、やりがいを感じるようになるかなぁ」

同美:「あとは、やりがいとはちょっと違うかもしれないけれど、どんな時でも動けるようになるスキルが身に付けられるのが、救命救急で良かったと思えることかも」

異子:「そっかぁ」

同美:「前に脳外科にヘルプに行ったことがあるんだけど、その時に患者さんが急変したのね。脳外の看護師さん、みんな慌てていたから、私がいろいろ対応したのよ。救命救急では日常茶飯事のようなことだったし。そしたら、脳外の看護師さんたちに『本当、助かりました!やっぱり救命救急ってすごいんですね~』とか言ってもらえたの。なんか嬉しかったよね、やっぱり」

異子:「確かに、他の科の看護師に褒められるのは嬉しいかも!それもやりがいの1つだね」

 

13時。救命救急センターの休憩室。

プリ之と隊花が初療対応から戻り、異子と一緒に休憩に入った。

異子:「プリ之さん、どんな時にやりがいを感じます?」

プリ之:「やりがい?どうしたの、異子さん。救命救急センターの仕事が合わない?」

異子:「いえ、そういうわけではないんです。昨日、循内の友達に質問された時、答えられなくて。それが悔しくて。」

プリ之:「僕は初療で心拍再開した時とか、状態安定させた時とか達成感があってやりがいを感じるな。『やったぜ!』みたいな。あと、僕はその過程も好きだな。初療でみんながそれぞれ協力しながら自分がやるべきことを全力でやる感じ。患者さんがどんな人とか考えずに、とにかく『この患者さんを救う』っていう目的のために一丸になってる時、救命救急で良かったと思うな。」

隊花:「プリ之くん、熱く語るね~!でも、分かるな。初療で重症度が高ければ高いほど、アドレナリンがドバドバ出る!」

異子:「はぁ~。さすがです!早くそのレベルに達したい!」

プリ之:「大丈夫、異子さんも3ヶ月もすれば救命救急にすっかり染まるよ」

隊花:「でもね、救命救急に染まりすぎると、もう後戻りできなくなるかも。プリ之くんみたいになっちゃうから、ほどほどが良いよ」

異子:「え?どういうことですか?」

隊花:「他科では物足りなくなっちゃうのよ。常に脳が刺激を求めるようになっちゃって」

プリ之:「あぁ、分かる!ある意味、救命救急は麻薬かも。合法麻薬みたいな」

隊花:「私なんて、それでDMAT隊員になったようなものだし。もう救命救急は『沼』みたいなものだよね」

異子:「ひぇ・・・。救命救急センターの看護師はみんなヤバいんじゃ・・・」

 

そこにリダ奈が登場。

リダ奈:「コラ!異子さんがドン引きしているじゃない!異子さん、大丈夫よ。救命救急センターの看護師はみんな『初療オタク』みたいな人ばかりじゃないから」

異子:「リダ奈さんはどんなことにやりがいを感じますか?」

リダ奈:「私?私はね~・・・」

プリ之:「やっぱり初療ですよね?」

隊花:「リダ奈さんクラスになると、コードブルーで呼ばれた時とか?」

リダ奈:「そんなんじゃないわよ!私のやりがいは給料明細を見た時!」

プリ之・隊花:「は?」

リダ奈:「救命救急センターって残業ないのに給料が高いじゃない?やっぱり、給料がそれなりの額だから、やりがいを感じるのよ」

プリ之・隊花:「は?」

リダ奈:「プリ之くんも隊花さんも、救命救急の仕事は好きだけど、これを月10万の給料でやれって言われたらどう?」

プリ之:「無理っす」

隊花:「それはちょっと・・・」

リダ奈:「私も救命救急の仕事は好き。でも、それはそれなりの給料をもらえるから。だから、私のやりがいは給料かな」

異子:「給料も『やりがい』で良いんですね」

リダ奈:「そうよ、やりがいなんて人それぞれだし。プリ之くんや隊花さんみたいな『初療オタク』のやりがいもあり。私みたいに『やりがいは給料』と断言するのもあり。異子さんなりのやりがいを見つければ良いんじゃない?」

異子:「わかりました!ありがとうございます!」

 

その日の夜。異子の自宅。

異子は循代に電話をする。

異子:「もしもし、循代?昨日の『やりがい』の質問だけど」

循代:「ごめんね昨日は。ちょっと言い過ぎたかも」

異子:「今日、先輩たちに聞いてみたんだけどさ。救命救急センターってヤバい看護師が多いかも」

循代:「え?そうなの?」

異子:「初療オタクとか、やりがいは給料って断言しちゃうとか」

循代:「え?救命救急の看護師、ヤバいじゃん」

異子:「でも、みんな楽しそうに働いてるから、私も『救命救急の沼』にハマってみようと思う」

循代:「そっか!頑張ってね」

 

電話を切った後、

循代:「(『救命救急の沼』って何よ?異子はもう救命救急に染まっていて、ヤバい看護師の仲間入りしてるじゃん。大丈夫かな?でも、異子は救命救急センターが合っているのかもね。頑張れ、異子!)」

 

 

救命救急の看護師のやりがいは命を救うこと!仕事自体にやりがいがある

救命救急の看護師のやりがいは命を救うこと

看護師の仕事は人の命に関わる仕事です。とはいえ、一般の外来や病棟などで働いていると年に何回かの急変でもなければ、そこまで命に直結しているという感覚を持つ機会は少ないかもしれません。

しかし、救急、特に救命救急(いわゆる第三次救急)は常に命に直結する事態と直面する現場です。

運び込まれる患者さんたちは、何らかの生命の危機に瀕した状態にあります。あなたの咄嗟の判断や技術が即、患者さんの命に直結する重い現場です。

もちろん看護師もそのようなことは承知ですから、「自分ではとても救命救急の責任に耐えられない」という人もいます。

いっぽう、「だからこそ、救命救急にしかないやりがいを感じる」という人も多くいます。

プリ之や隊花の2人は、まさにこのタイプですね。

 

人の命を救うという実感、そして与え合える感謝の気持ち

命に直結する現場だからこそ、「私の仕事は患者の命を救っている」というとても強い実感が得られるのが救命救急のやりがいです。しかもこれが毎日続きます。

誰かの命を救うことができたとき、その手伝いができたとき、まさにそれは看護師としての自分の仕事に大きな意義を感じることができるかけがえのない瞬間です。

同美やプリ之は、心拍再開した時にやりがいを感じると話していました。

一般の外来や病棟で働いているとそう頻繁には得られない感覚かもしれません。

また、命を救われたと患者さんから深く感謝される機会が多いというのも、救命救急看護師にとってはとても嬉しいご褒美です。

患者さんから感謝の気持ちを受けると、「そんなありがたい思いをもらえるからこそ、私たち看護師も頑張れる」という気持ちになります。

死に直面する現場で、自分の持てる物を全力投入できる

救命救急は一刻の猶予もなく死に直面する現場だからこそ、どんな命にも平等に自分の力を注ぐことができます。運び込まれた命をただ救うことに力を注げるのです。

一般の外来や病棟で、そこまで命の危機に瀕しているわけではない・命に関わる事態ではない患者さんと日々接していると、時に相手の心無い言葉に看護師も傷つけられることもありますよね。

そうなると、「患者さんのために私たちは働いているのにどうしてこんなことを言われなければならないのか」と悔しい思いをしたり、「私たちの仕事は本当に意義があるのか」と悩んだりするかもしれません。

しかし、救命救急に運ばれる患者さんは猶予なく命の危機に瀕していて、救わなければならない命です。救命措置をしている間は全力でただ命を救うことに力を傾けることができます。これは他には得られないようなやりがいのあることです。

プリ之は『この患者さんを救う』っていう目的のために一丸になってる時にやりがいを感じることができると言っていましたね。

命を救うことに無我夢中で取り組んでいることにやりがいを感じる救命救急の看護師は多いと思います。

そういう自分の持てる技術や知識や判断を一気に投入する、そういう感覚がとても好きで、やりがいを感じるという看護師も少なくありません。

そして、それを繰り返していくうち、救命救急だからこそ得られるやりがいに夢中になり、プリ之や隊花のような『救命救急の沼』にハマっていくのです。

 

救命救急の看護師のやりがいは経験を積んで活かせること!あなたのキャリアのプラスになる!

救命救急には通常は診療科を問わずいろいろな疾患や外傷の患者さんが運ばれてきます。ですから、どうしても救命救急で働いているうちに全科の知識、それも超急性期や急変対応ができるような知識が身に付きます。

もちろん、救命救急で患者さんを救うために、色々な経験をしたり色々な勉強をするうちに身につくことです。しかし、この経験が他の部署で活かされないはずがありません。

同美は脳外科の急変で慌てず対応できたことにやりがいを感じたと話していましたね。どんな診療科でも活躍できる経験・スキルを得られることは、大きなやりがいと言えるでしょう。

救命救急での勉強は広く難しい分野でもあり大変ではありますが、それだけにやりがいがあります。また、これだけのキャリアを得られるなら、救命救急はやりがいがある分野だと言う人もいます。

救命救急で接する中で興味を持った分野の資格を目指しても良いですし、より専門的分野を次に目指すこともできます。

救命救急での経験は災害救助や国際協力などの分野にも十分に応用することができます。

 

救命救急の看護師のやりがいは給料が高いこと!高給与もやりがいのうち

救命救急を置いているような病院は地域の基幹病院や規模の大きな病院ですので、平均月給で見ても周辺の病院より高い場合が多いですし、給与体系もしっかりしていて昇給率も良い医療機関が多いです。

また、救命救急は看護師の配置の関係からどうしても夜勤の回数や休日出勤の回数が他の部署より多くなりがちです。このため、夜勤や休日出勤の回数分、手当てがついて手取り収入も多くなります。

救命救急には給与の面でもやりがいがあると感じる人もいます。それに、仕事にやりがいを感じるには、仕事の内容にふさわしい給料をもらいたいですよね。

これはリダ奈のやりがい・考え方です。リダ奈は救命救急の仕事は好きだけど、それはそれなりの給料があることが大前提という考え方を持っています。「給料がやりがいなんて、恥ずかしくて言えない」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。給料をもらっているから、救命救急の仕事にやりがいを感じるんです。

残業時間はその医療機関によって差があると考えられます。

救命救急では残業への取り組み方については、「担当した患者さんに関する仕事をひと段落終えるまでが仕事」という場合と「引継ぎをしっかりして定時で終わる」という場合とに考え方が分かれます。

その土地の風潮や運び込まれる患者さんの質などによって残業の仕方は大きく異なるため、前者なら残業が多くなり手取り収入が増えますし、後者なら自分の時間も確保できる、ということになります。

また、救命救急にももちろん患者さんが少ない時もあり、そんな時は普段の忙しさと比べると嘘のようにのんびり過ごして定時に帰る、ということもあります。

そんなゆったりした日は、それはそれで、「今日は平和でいいなぁ」なんてゆったりとした時間を過ごすのも良いものです。

 

まとめ

どうでしたか?救命救急のやりがいをあなたにも感じてもらえたでしょうか?

特に「仕事のやりがいがほしい」「有意義な仕事をしたい」という方やキャリアアップしたいという方には救命救急は魅力的なやりがいの多い部署ですよね。

ところで、給与の話題のところで少し触れましたが、夜勤や休日出勤の回数や残業の時間などは医療機関によって差があることがあります。

救命救急はやりがいのある分野ですが、仕事がハードな分、夜勤や残業などの実態を知っておかないと、時にワークライフバランスを保つのが難しくなる分野でもあります。

だからこそ、転職サイトのようにあなたと一緒に職探しをしてくれるコンサルタントを見つけて、あなたの希望に沿った救命救急の職場を見つけてほしいのです。


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ救命救急センターの看護師の求人はどこで見つければいいの? 編集部

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