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救命救急看護師への就職・転職に有利って本当?大学と救命救急にまつわるお話

これから救命救急看護師を目指したいというあなた、学校はどちらを卒業(予定)しましたか?

救命救急という部署は、看護師の中でもエキスパートたちが集まる、というイメージがありますよね。では、就職や転職あるいは人事異動など、救命救急に配属になるには「大学卒業」は有利になるのでしょうか?

また、大学付属の病院なら救命救急への配属の可能性があるのでしょうか?

こちらでは「大学」と救命救急看護師の仕事にまつわる実際のお話を見ていきましょう。

「大学卒業は救命救急看護師になるのには有利なのでしょうか?」

この見出しの質問は、看護師になるために大学を目指している高校生から、現在大学や専門学校に通っていて救命救急を目指している学生さん、さらにはすでに現役看護師で救命救急を目指している方などの多くが抱く疑問のようです。

なぜなら、冒頭でお話したように、救命救急看護師はエキスパート→何らかの学歴や経験が必要?→大学卒業のほうが有利?という風なイメージを抱きやすいからでしょう。

単刀直入にその現実についてお話すると、

「大学卒業かどうかは、救命救急の看護師になるには全く関係ない」とまず言っておきましょう。

そうなの?と驚いた方もいるかもしれませんね。ではどうしてなのでしょうか?

大卒であろうとなかろうと、看護師免許に違いはない!

単純なことですが、専門学校を卒業しようと大学を卒業しようと、取得した看護師免許に違いはありません

また、看護師免許取得に至るまでの教育課程も専門学校と大学では基本的に違いはありません。「高卒扱い」か「大卒」かの違いだけ、なのです。

救命救急で看護師として働くのに絶対に必要な免許は「看護師免許」だけです。

では実際に採用や配属に重視されるものは?

ごく一部の独立型救命救急センターを除いて、救命救急の職場は第三次救急指定病院となっている大学病院や総合病院の一部署扱いです。

そして、このようなところでは新卒や転職してすぐの看護師を救命救急センターに配置することはかなりまれです。数年同じ病院内で働いて経験値を積んでから配属になることが多いです。

この場合、主に重視されるのは職場での仕事の経験や出来になります。それも、できれば脳外科・循環器・消化器外科(一般外科)・外傷外科・ICUなど関連した部署での看護経験になります。

あとは、本人の意欲や希望も重視されます。命を救うという責任の大きな仕事ですから、看護師にそのコミットメントがない場合は救命救急で働いてもらうには不安が残りますから。

また、転職組ですぐの配属を狙うならば、救急経験があるに越したことはないでしょう。その他に有利になるのは先ほど挙げたような関連部署での経験です。

「大学付属の病院に就職すれば救命救急の配属の可能性は高いの?」

これは難しい質問です。そうとも言えるし、そうでないとも言えます。一つ言えることは、

「救命救急センターを持っている大学病院に就職・転職してください」ということです。

全国には救命救急センターは280か所余り、各都道府県に1か所以上あります。しかし、必ずしも大学病院が救命救急センターを運営しているとは限りません。

また、救命救急のある大学病院はそこの学生から看護師を多く採用していますから、いささか就職・転職の間口としても狭き門となるかもしれません。

こうなると、大学病院に絞って就職や転職を狙うよりも、救命救急センターがある病院を探してそこに絞って就職や転職を狙ったほうが就職できる確率は高いとも考えられます。

ある大学の救命救急センターを狙いたいということなら、大学進学の時点から狙っておくほうが近道かもしれませんね。

大学では身に着けられないことも、ある

救命救急の看護師として働くのに大事なのは、幅広く深い知識加えて高い技術力やとっさの判断力・行動力などです。

また、知識もどれだけ本に載っていることや教えてもらったことを暗記しても、応用したり現実と結びつけて機転を利かせたりすることができなければ意味がありません。

ところで専門学校と大学では教育課程に大きな違いはないと話しましたが、根本的なところに違いがあります。

それは、専門学校は「職業訓練校」であるのに対して、大学は「高等な学問を修了する学校」なのです。

この違いが実習中の取り組み方などの違いにも出てきます。専門学校の多くでは「実務訓練」に近い状態で実習が行われるのに対して、大学の多くでは実習は「学びの場」です。

このため、特に新卒の時期は専門学校卒業生のほうがとっさの判断や行動が早いあるいは技術的にも上手だということはよくあることです。実習でそのように訓練されているのですから当然ですよね。

これに対して大学卒業者は、就職して現場に出ても「私は学ぶ人」という姿勢がなかなか抜けないことがあります。

しかし、大学では思考過程をじっくりと扱うことが多いですから、大卒の人は実際の患者さんにどう当てはめて考えるかというところでしっくりくると、急成長することがあります。

こういったことは一概にすべての人や学校に当てはまるわけではありません。でも、大学に行ったとしても学べることと学べないことがあります

就職や転職の際には、必ずしも「大卒だから」「大卒でないから」という線引きはされないのだということ、「大卒だから安心だ」ということはない、と考えておきましょう。

なお、救命救急の看護師として有利な救急看護認定看護師といった資格にはまた別の教育課程があります。

まとめ

いかがでしたか?救命救急看護師を目指すのに、「大学」というキーワードはさほど強く意識しなくてもよいのかもしれませんね。

それよりも、あなたが看護師として自分を磨いたり、自分の看護師としての意識を高めたり、救命救急センターがある病院をしっかりリサーチすることのほうが大事ですよね。

ところで、救命救急センターは全国に280か所ほどある、と挙げましたが、実際には設置状況は都道府県によってかなり違います。また、必ずしもそこから求人が出ているとも限りません。

救命救急への看護師の就職・転職は、転職サイトをあたってみるのが近道です。大学病院も含めて、あなたが目指す救命救急の職場を見つけてくれますよ。

ところで、救急看護認定看護師の資格が気になる方は、当サイトの「<救命救急でも大活躍!>」という記事を参考にしてみてください。

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