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救命救急の看護師の志望動機はどうする?例文とアピールポイントを紹介!
「救命救急の看護師の志望動機はどんなことを書けば良いの?どうすれば採用・配属になる?」
救命救急は責任が重く大変な職場だけに、救命救急でこそ働きたいと強い意志を持った看護師が集まってきます。
そんな強者達が集まる救命救急であなたをアピールするにはどうすればいいのでしょうか?
今回は志望動機を伝える時の悩みどころや気を付けたいところから、より具体的な書き方についてお話ししましょう。
目次 [目次を隠す]
救命救急の看護師の志望動機は何を書く?経験者にアドバイスをもらってみたの巻
救命救急の看護師の志望動機は何を書けば良いのでしょうか?
ただ単に「救命救急で働きたい」という熱意をアピールするだけでは足りないことを指摘され、経験者からアピールポイントと例文を教えてもらったというお話をご紹介します。
救命救急の看護師の志望動機は熱意だけでは不十分!経験者からアドバイスをもらったお話
熱子:総合病院の脳外科で働いていた看護師。救命救急への憧れが強く、高度救命救急センターがある大学病院への転職を決意して前職を退職。現在、転職活動中。
姉代:熱子の姉。大学病院で働く看護師。
友美:姉子の看護学校時代の同期。熱子が熱望する高度救命救急センターに3年前に中途採用で配属になった。
熱子の自宅リビング。夕食後。
熱子:「お姉ちゃんが働く大学病院の書類選考の応募締め切りが2週間後か。早く履歴書を書かなくちゃ!」
姉代:「あんた、本当にうちの病院に転職するの?」
熱子:「うん!だって、救命救急センターで働きたいんだもん!救命救急ってかっこいいじゃん!志望動機、どうしようかな?とにかく救命救急で働きたいって書けば良いよね。あとは、面接で熱意をアピールすれば良いかな。これで、来月には私も救命救急センターの看護師だ!なんか、ワクワクする~!」
姉代:「甘い!あんた、甘すぎるよ!そんなんじゃ、あんたは救命救急に配属どころか、うちの大学病院の採用も危ういと思う」
熱子:「え~?なんで~?お姉ちゃん、いつも『うちの病院、人手不足~』って嘆いてるじゃん。それなら、採用されるでしょ。あとは救命救急で働きたいってアピールすれば、配属されるんじゃないの?」
姉代:「あのね、大学病院は変な看護師は採用しないの!それに、救命救急は人気部署だから、競争率が高いし。だから、志望動機は超大切だと思うよ。あんたみたいに熱意と勢いで救命救急を狙おうなんて無理無理」
熱子:「志望動機って大切なんだ。え~、何書けば良いの?お姉ちゃん、一緒に考えてよ~。お願い!」
姉代:「絶対に嫌!面倒くさい!私、救命救急は興味ないし」
熱子:「お願い!お姉ちゃん!かわいい妹を助けてよ~」
姉代:「自分で『かわいい』って言うな!う~ん・・・。あ!私の同期にあんたみたいに中途採用で救命救急に配属になった人がいるわ。その子、紹介してあげるから、いろいろ話聞いてみたら?」
熱子:「わ~い!ありがとう、さすがお姉様!頼りになる!」
3日後。日勤後、姉代と友美が勤務する病院近くのカフェにて。
姉代:「友美、今日は仕事終わりで疲れているのにごめんね。うちの妹が救命救急で働きたいって言っててさ。いろいろアドバイスしてほしいの」
熱子:「友美さん、よろしくお願いします!」
友美:「私で役に立てるか心配だけど・・・」
熱子:「私、友美さんと同じ救命救急で働きたくて、今度病院の採用試験を受ける予定なんです。お姉ちゃんに志望動機でダメ出しされて。志望動機って『救命救急で働きたい!』っていう熱意をアピールするだけじゃダメなんですか?」
友美:「そうね~。私も面接官じゃないから、私の言うとおりにすれば絶対に採用されて救命救急に配属されるわけじゃないけど・・・。私の経験からいうと、熱子ちゃんの言う通り、熱意をアピールするのは大切だと思うよ。やっぱり、『救命救急で働きたい』っていう熱意が採用側に伝われば、採用・配属の可能性は高くなるだろうし」
熱子:「ほら、お姉ちゃん!私、間違ってないじゃん!」
友美:「でもね、熱意だけじゃダメ。ほかにもいろいろ志望動機に入れるべきことはあると思うよ」
熱子:「え?例えば?」
友美:「私は、『何で救命救急で働きたいか。何でこの病院の救命救急なのか』ってことを志望動機に書いた気がする」
熱子:「ふむふむ」
友美:「ただ単に、『救命救急で働きたい』って言うよりも、こんな理由で・こんな経験をきっかけにして救命救急で働きたいと思ったとか、救命救急でこういう看護をしたいとかをアピールしたほうが、もっと具体的に熱意は伝わるよね」
熱子:「なるほど~」
友美:「あとは、なんでうちの病院の救命救急を選んだのかも大切だと思う。ほかにも救命救急センターがある病院はあるじゃない?なんでうちの救命救急を選んだか。それをきちんと理由をつけて説明できた方が良いよ。私、面接で聞かれたもん!」
姉代:「それ、超貴重情報!熱子、メモしておきな!」
熱子:「うん!」
友美:「うちの救命救急は高度救命救急センターだし、熱傷センターもある。どんな患者にも対応できるようになりたいとか、熱傷の治療・看護のスキルを獲得したいとか、消えゆく命を救える看護師になりたいとかをアピールすると良いかもね」
熱子:「私、志望動機を適当に考えてました。友美さん、もう一つお願いが!友美さんの志望動機を例文として参考にさせて下さい!友美さんの志望動機ってどんなのでした?」
姉代:「あんた、それはさすがに甘えすぎ!丸パクリするつもりじゃないでしょうね!?」
熱子:「参考!あくまで例文として参考にするだけ。ね、友美さんお願い!」
友美:「え~?恥ずかしいなぁ。もう3年前のことだから、さすがに覚えてないよ。・・・あ!スマホにメモがあったかも。ちょっと待って」
スマホを操作する友美。
友美:「あった。『私は循環器内科病棟で5年働いてきましたが、急変対応にやりがいを感じるようになり、救急対応・救急看護を専門にしたいと考えて、救命救急センターで働こうと決意しました。貴院の高度救命救急センターは熱傷センターもあるので様々な重症症例を経験できますし、院内研修がたくさんあり、さらにクリティカルケアの認定看護師の方もいるので、救急看護を幅広く深く学ぶことができると思い貴院を志望しました。』ってメモには書いてある」
熱子:「すご~い!ちょっと例文としてメモさせて下さい」
友美:「でも、これはあくまでも履歴書に書いたやつだから、面接ではもう少し膨らませた覚えがある。命に誠実に向き合いたいとか、家族看護もしっかりやりたいとか」
熱子:「面接か~。そんなに長い志望動機、覚えられない・・・。」
姉代:「あんた、暗記力皆無だもんね~。国家試験の時も苦労してたし」
友美:「全部覚えなくても大丈夫。キーワードを覚えておくの。例えば、『急変対応にやりがいを感じた』『高度救命救急センター』『院内研修&認定看護師で学べる』『命に誠実に』『家族看護』みたいにね。面接では、それを1つ1つきちんと説明するようにすればいいと思うよ」
姉代:「確かにね~。ロボットみたいに暗記したことをペラペラ話すよりも、1つ1つ話している人の方が熱意は感じるかも」
友美:「あと、誠実さも大切。救命救急では命に誠実である必要があるから。うちの師長も救命救急には誠実さが必要って言ってるし」
熱子:「熱意は伝えつつ、誠実にか・・・。難しいなぁ」
友美:「履歴書は誤字脱字なく丁寧に書くこと。身だしなみを整えて、面接ではバタバタせずに、1つ1つの所作を落ち着いてやれば誠実さは伝わるよ」
熱子:「はい、わかりました。今日は本当にありがとうございました、友美さん。ここのコーヒー代は私が払いますね」
姉代:「何言ってんの、当たり前じゃん!ていうか、この後みんなで焼肉行こう!お腹すいた!その焼肉代も熱子のおごりね!」
熱子:「えぇ~?焼肉も?友美さんは良いけど、なんでお姉ちゃんの分も!?私、今無職なんですけどぉ!?」
姉代:「私が友美を紹介しなかったら、あんたはショボい志望動機しか書けなかったでしょ!焼肉くらい安いもんだよ。友美、思いっきり食べようね!」
志望動機は救命救急看護師への思いを伝えながら、最もあなたを表現できる場所
どうして志望動機にこだわるのか?
履歴書に志望動機を書いたり、面接で志望動機を話したりするとき、「うまく言わなきゃ」とか「どう言えば伝わるんだろう」と考えたり悩む方は少なくないでしょう。
それはそうです、志望動機はその職場への思いや希望を伝えるところではありますが、最も「その人自身」が表れるところだと言えるからです。
採用側も志望動機には目が行きます。あなたがどんな人で、職場にどんな思いを持っているのか、その職場で頑張ってくれそうな人か、職場に求めていることは何なのか、といったことが志望動機からわかるからです。
ですから、救命救急のように希望する人が多い求人や、強い思いを持った人が集まる求人では特に志望動機をどう伝えるかは大事なのです。
救命救急の看護師は志望動機を通して何を表現すれば良い?
救命救急の看護師の志望動機は、何を書けば良いのかを具体的に説明していきます。
まず前向きな心構えで、前向きさを表現しよう!
「志望動機は大事」と聞いてより体が硬くなる方もいるかもしれません。これからいくつかのキーワードを考えていきますが、その前により大事なことがあります。
まずは「うまく書く・言う必要はない!」ということです。
そして、実際にどんなに取り繕っても自分は出てしまうので、上手く書く・言う術はない、自分の中にあることを伝えるだけ、と腹をくくりましょう。
そして実は、これは救命救急で働くうえでも大事な前向きさ、自分に何ができるかを追求することにも繋がることなんです。
救命救急では時間の余裕のない中でどんどん自分が何ができるかを考えて判断して行動しなければいけませんし、人の死に立ち会った時に立ち止まってもいられません。自分を前に出して行動する力や前向きさが求められます。
「うまく言わなきゃ」となるのは、「何か不利なことを補おう」とか「まずいことをしてはいけない」などといった後ろ向きの思考の裏返しなのです。
また、「どう言えば伝わるんだろう」と思うのは、これも後ろ向きな「伝わらないのではないか」とか「わかってもらえない」といった思考の裏返しです。
ですから、「私の何を聞いてもらおうか」「私の何を伝えようか」という前向きな心構えで臨みましょう。そうすると、言葉の中にあなたの前向きさも出て、相手に伝わりますよ。
伝えたいのは、あなたの持つ命への思い・責任、誠実さ
でも「私の何を伝えたらいいのか、よくわからないよ」という方のためにも少し具体的なキーワードを考えてみましょう。それも、救命救急向けの・・・!
まずは先ほども挙げた「前向きさ」「明るさ」といったことです。救命救急ではどうしても死や深刻な状況に立ち会う頻度が高いので、みんな立ち止まっていては進めないところです。
ですから、「自分に何ができるか」「どんな希望を描いているのか」といった要素が盛り込まれると前向きさや明るさが伝わります。
また、救命救急は「救命」を主目的にしているところですから、「命への思いや責任感」は抜きにできませんよね。
「自分が救命救急でどう命と関わっていきたいのか」といった決意や「命の重さを実感した経験」「救命救急の仕事の重さを実感したこと」などを交えて伝えると、あなたの思いが伝わりやすいですよ。
それに、救命救急では緊急でかつ間違いが許されない責任が重い状況なだけに、「誠実に仕事ができるか、誠実に人と接することができるかどうか」ということがとても大事です。友美が働く救命救急センターの師長も救命救急には誠実さが必要と言っていたと、友美が熱子にアドバイスしていました。
誠実さが表れやすいのは、書面ならば文字、面接では態度・立ち居振る舞いや目線・表情あるいは服装の清潔感などです。文字はきれいに書く必要はありませんが、丁寧に相手が読みやすいようにと心がけて書くと良いでしょう。
面接ではセリフを覚えるのでなく、盛り込むキーワードを見つけておく
ところで、普段とても素晴らしい人なのに、面接になるとカチコチに緊張してうまく話せない、という方もいますよね。
そのため、あらかじめ面接で言うセリフを考えて覚えて練習していく、という方もいますが、あまりその方法はお勧めではありません。
場数を踏んだ芸人さんでも緊張するとこれまで何百回とやったネタが頭から飛んでしまうと言います。付け焼刃で数回練習したあなたが、緊張して面接のときにセリフを忘れてしまうことは想像に難くないでしょう。
それよりも楽で人に良い印象を与えられる方法は、キーワードだけ念頭に置いて(覚えて)フリートークで話すことです。キーワードを覚えることは、友美もおすすめしていました。
この形で練習しておくと、覚えることが少ないので面接で飛んでしまうことも少ないですし、話しているうちに思い出しやすいので後で言い加えることもできます。何より良いのは、面接相手との会話が成立するということです。
セリフは効率良いように見えて、忘れやすいだけでなく、実は自分の言いたいことを並べているだけで、相手の質問や聞きたいことに本質的に答えていない場合も多いのです。
相手の聞きたいことに答えていないということは、面接として成り立っていないとも言えるので、ある意味決定的な弱点があるとも言えます。姉代もロボットのように暗記するよりも、1つ1つ話す方が熱意が伝わると言っています。
志望動機で救命救急の看護師への熱意とその職場への思い入れを伝える
救命救急の看護師の志望動機ではあなた自身をどう表現するかが大切ですが、もちろん救命救急を志望するわけですから、救命救急への思い入れやその職場への思い入れを伝えることも必要です。
友美も「何で救命救急で働きたいか。何でこの病院の救命救急なのか」を志望動機に入れることが大切と言っていますね。
救命救急への思いを伝える
単に「救命救急に携わりたい」ということだけでなく、「なぜ救命救急なのか」「救命救急の何に魅力を感じたのか」「救命救急で成し遂げたいことは何か」など具体的にあなたの思いを表明することが大切です。
ここにあなた自身の経験を踏まえるのも良いでしょう。
そして大事なのは、あなたが救命救急に対して抱いている思いを素直に伝えることです。そこにあなたの人柄が現れるのです。
その職場への思い入れを伝えるには
また、一つの救命救急の職場に応募した、というだことだけでなく、その職場の特色を掴んで、その職場のどこに惚れ込んだのかということを伝えましょう。
それにはまず、その職場の特徴を知ってその職場に憧れ、好きになることです。
救命救急を抱えている病院は近隣でも比較的規模が大きく、地域の中核病院となっていて、どんな疾患でも受け入れ体制が整っており、最新の治療研究にも熱心な病院が多いです。
また、何か独自の取り組みをしているところもあるでしょう。
例えば、志望する救命救急の患者の受け入れ実績・災害救護の実績・ドクターヘリの保有や地域との連携など、その特徴的な活動を具体的に知っておきましょう。
そしてあなた自身が「だからここの救命救急を目指すんだ」と強く意識を持っておきましょう。
人だって具体的に「あなたのこういう部分がとても好きだ」と言われると嬉しいですよね。看護師を採用する病院や職場側も同じです。「好きだ」と言って働いてくれる人が来てくれるほうが嬉しいですよね。
救命救急の看護師の志望動機を心に持ち続けてアピールする
救命救急の看護師の志望動機のポイントと友美の志望動機を例文で、あなたの頭の中にはどのように志望動機を書けば良いかが見えてきたと思います。
ところで、このサイトを見ている方の中には、新卒として就職活動をしている方も、これまでに救急看護や重症看護の経験が少ない転職組の方もおられるかもしれません。
ひとつ気を付けていただきたいのは、救命救急はとても緊急度や重症度が高い部署ですから、非常に専門性が高い看護師を求めています。
つまり、新卒看護師や救急や重症看護の経験がない看護師はすぐに救命救急に配属されない可能性が高いということです。
ですから、この志望動機を自分に持ち続ける・アピールし続けるということを、就職後も続けていることになると思っておいたほうがよいでしょう。
簡単な道のりではないかもしれませんが、こうして救命救急に思いを馳せ続けることで、あなたの看護師としての知識や技術はどんどん磨かれていくことでしょう。
まとめ
どうでしたか?救命救急を目指す看護師は熱い思いを持った看護師も少なくないので、志望動機を表明することで自分を表現することも大事なんですね。
志望動機について見直してみたところで、転職サイトの力を試してみるのはいかがですか?
転職サイトのコンサルタントなら、あなたが志望する救命救急の特徴的な活動状況の下調べもしてくれますし、あなたの志望動機も一緒に考えてブラッシュアップしてくれますよ!
執筆者情報
救命救急センターの看護師の求人はどこで見つければいいの? 編集部
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