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救命救急の看護師が取りやすい資格、持っていると便利な資格は何?

救命救急では看護師には高度な知識や判断力が求められますし、当然ながらそれについての勉強も必要になってきます。

勉強は必要だと思っていても大変だなぁとなりがちですが、そのせっかく救命救急の看護のために勉強したこと身に着けたことを活かして資格を取ることができたら、看護師のキャリアアップとしては一石二鳥かもしれませんよね。

また逆に、救命救急で働くにあたって、持っておくと有利になる資格はあるのでしょうか?あるとしたら、どんなものなのでしょうか?

ここではそんな、救命救急の看護師にまつわる資格のお話をしていきましょう。

なお、この記事で何度か出てくる救急看護認定看護師については、当サイトの「救命救急でも大活躍!救急看護認定看護師とは?」という記事に詳しく書いています。そちらもぜひ、ご覧になってみてください!

救命救急の看護師が取りやすい資格にはどんなものがあるの?取り方は?

救急看護認定看護師

救急の看護師の専門資格の代名詞と言えばこれ、救急看護認定看護師ですよね。先ほど上げた当サイトの記事で詳しく挙げていますので、こちらでは簡単にご紹介します。

救急現場で病態に応じて迅速で的確な救命技術やトリアージを実施でき、災害急性期の医療ニーズへの対処や危機状態の患者・家族への看護などを専門知識として有している看護師に対して、日本看護協会が認定している資格です。

救命救急の看護師は常にそういった現場に面していますので、最も得意とする分野の資格だと言えます。

救急看護認定看護師になるには、看護師として5年以上の実務経験が必要で、そのうち3年以上は該当する分野での実務研修が必要です。

そのうえに所定の6か月の認定看護師教育課程を終了したら認定審査を受けることができ、認定審査を通過すれば救急看護認定看護師です。

小児救急看護認定看護師

先ほどの救急看護認定看護師に対して小児救急を専門としているのが小児救急看護認定看護師です。もちろん、救命救急にも小児患者は多く来院しますから、こちらも取りやすい資格だと言えます。

専門としている知識・技術としては、子どもの病態に応じた迅速な救命技術やトリアージの実施がありますが、特に育児不安・虐待への対応や子供と親の権利擁護といった点は成人にはない小児に独特な知識だといえるでしょう。

小児救急は救急の中でもさらに特殊性が高い分野で、医師も不足している分野です。救命救急にも小児救急のスペシャリストが必要だと感じている方は少なくないでしょう。救命救急では大いに活躍できる資格です。

資格取得の要件や方法は救急看護認定看護師と同様です。

特定行為に係る看護師(特定看護師)

特定行為とは、特定行為に係る看護師とは?

特定行為とは、厚生労働省の省令で定められた特定の医療行為で、気道確保のための気管内挿管やカテコラミン投与の調整・高カロリー輸液の調整など多岐に渡る38行為です。

これら特定行為は本来は医師が行うべき医療行為ですが、救急分野や在宅医療分野など緊急を要する場合に、その特定行為に関する研修を受けて専門的知識を持った看護師が手順書に則って実施することができるというものです。

いわゆる「特定看護師」と呼ばれているものですが、厚生労働省の省令で定められた制度であり、何らかの資格があるわけではありません。

ですが、救命救急では緊急を要する処置が多くあるため人手がいくらあっても困ることはないので、医師に代わって看護師が特定行為を行えるというのはとても有意義だと言えるでしょう

ただし、行為の責任の問題なども指摘されていますので、運用にあたっては病院でしっかり基準などを決めておかれることが望ましいでしょう。

どうやったら特定行為に係る看護師になれるの?

厚生労働省が指定する研修機関で特定行為研修を受けることで特定行為が実施できるようになります。研修期間によってはe-ラーニングも行っているため、働きながらの受講も可能です。

研修科目には共通科目315時間と区分別科目15~72時間とがあり、研修期間も区分科目によってかなり異なり数か月から2年程度かかることもあります。

救急救命士

救命救急の看護師に並ぶような、救急救命処置のプロ資格です。

救急救命士とは

厚生労働省が免許を与えている資格で、救急救命士法によってその責務や業務については規定されています。

「救急救命士」とは、「医師の指示の下に、救急救命処置を行うことを業とする者をいう」(救急救命士法第2条2)と定義されています。

救急救命の看護師との違いはなんでしょうか?この免許の意義は?

先ほどの法律上の定義だけで見ると、看護師とも似ていると感じた方も少なくないでしょう。

この法律での「救急救命処置」とは、「その症状が著しく悪化するおそれがあり、又はその生命が危険な状態にある傷病者(重度傷病者)が病院又は診療所に搬送されるまでの間に、当該重度傷病者に対して行われる気道の確保、心拍の回復その他の処置であって、当該重度傷病者の症状の著しい悪化を防止し、又はその生命の危険を回避するために緊急に必要なものをいう。」(救急救命士法第2条)とされています。

救命救急の看護師は救急救命処置のエキスパートでもありますから、資格としてはとりやすい資格の一つだと言えるでしょう。

それに、救命救急の看護師として働いていると、「運ばれるまでに処置がされていれば・・・」などと感じる場面も多いので、救急救命士のニーズを感じて免許を取るという場合もあります。

この規定によると、救急救命士の主な職場は救急車の車内や急行した現場ということになります。ですから、この資格を取ったら看護師として医療機関等で働くか救急救命士として消防(救急車)で働くか、という選択肢が増えます。

救急救命士の資格を取るには?

大学入学資格を持った人が救急救命士養成所で2年以上救急救命士として必要な知識や技能を習得すると、救急救命士国家試験の受験資格が得られます。これに合格することで厚生労働大臣から救急救命士免許が得られます。

なお、救急車に乗車する任務に就きたい場合には、別に消防官としての採用試験にパスしなければなりません。

災害看護専門看護師

災害看護専門看護師とは?

まだ耳慣れない方も多いであろうこの資格は、2017年12月から認定開始予定の新しい専門看護師資格です。

日本は地震や風水害をはじめとして数々の災害大国だと言われていますが、大きな災害を経験する中で災害看護は次第に進歩してきました。

そんな中で災害看護に特化した資格として認定が開始されるのがこの災害看護専門看護師です。

その知識や技術の特性としては「災害の特性をふまえ、限られた人的・物的資源の中でメンタルヘルスを含む適切な看護を提供する」こと、「平時から多職種や行政等と連携・協働し、減災・防災体制の構築と災害看護の発展に貢献する」ことなどが挙げられています。

救命救急看護師にとってこの資格の意義は?

ここ数年、大地震や水害・火災など様々な災害現場に看護師は派遣されています。特に災害急性期には救命救急の看護師も多く派遣されています。

災害時は人的・物的・情報・交通など様々な制約がある中で、危機状態にある多数の人を相手に医療や看護を行わなければならず、かなり特殊な状況で緊急に処置や判断をすることが迫られます。

また、資源が限られている中で現場をやりくりする高度な管理能力や調整力も必要です。

日頃の救命処置で多くの経験や知識・技術を持っている救急救命の看護師がこのような災害に特化したスキルを身に着けていると、被災地での大きな力になり得ることは間違いありません。

看護師の側からすれば、救急救命の現場で「高度な処置ができるだろうから」といった理由で被災地に派遣されたものの、普段の職場と被災地との違いを感じたり、専門的に動ける看護師のニーズを感じた方もいることでしょう。

非常に新しい資格ですので、かなりニーズが高い専門資格です。近い将来起きると言われている大地震に備えての防災や災育の観点からしても、様々な場所から引く手あまたとなる資格であることは間違いないでしょう。

災害看護専門看護師になるには?

専門看護師になるには、「5年以上の看護師の実務経験(うち3年以上は該当する分野での実務研修)があり看護系大学修士課程を修了した看護師」が、専門看護師の所定の単位を取得したら認定審査を受けることができます。

救命救急の現場で役に立つ、持っていて損のない資格は?

次は、救命救急の看護師が持っていて損はない、というそんな資格を見てみましょう。

先の項で挙げた、救急看護認定看護師・小児救急看護認定看護師・特定行為に係る看護師・救急救命士は持っていて損はないのは、言うまでもないですよね。いずれも救命救急で役に立つものばかりです。

ただし、特定行為についてはかなり幅がありますので、直接に救命救急で役立ちにくいものも中にはあります。

では、他にはどんな資格が役に立ちそうなのでしょうか?

認定看護師・専門看護師

先に挙げた以外の認定看護師・専門看護師ももちろん救命救急で役に立つことが多い資格です。また、認定看護師や専門看護師は、給与やキャリアなどの面でも優遇している病院もあります

特に救命救急でも役に立ちそうなのは、皮膚排泄ケア認定看護師、集中ケア認定看護師、がん専門看護師、急性・重傷者看護専門看護師、感染症看護専門看護師などです。

気を付けていただきたいのは、認定看護師や専門看護師はやはりその特殊性を生かして、よりニーズが高い専門分野に配属したいと病院側は考えているものです。ですから、救命救急への配属を希望してもそれが通りにくい場合が少なくないことです。

呼吸療法認定士

呼吸療法認定士(正式名称は3学会合同呼吸療法認定士)とは、日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会による認定講習会を受講して、呼吸についての専門知識や技術を認められた人に与えられる資格です。

呼吸療法認定士の資格があると、排痰援助や呼吸リハビリテーションを行うことができます。救命救急では呼吸に支障のある状態の方も多いですから、呼吸療法認定士の知識は活用できます。

それほど受講の負担が大きくない資格ですので、日ごろ忙しい救命救急看護師でも取りやすいでしょう。

2年以上常勤の実務経験がある看護師・臨床工学技士・理学療法士もしくは3年以上実務経験がある准看護師であることを条件に、3学会が開催している認定講習会を受講することができます。

そして認定講習会を受講すると3年間の認定試験の受験資格が与えられ、試験に合格すると資格取得となります。費用は、認定講習会は20,000円、認定試験は10,000円です。

臨床工学技士

救命救急は非常に多くの医療機器を扱う職場です。それも、人工呼吸器・除細動器・一時的ペースメーカー・PCPS・IABP・CHDFなど、生命に直結するような機器です。

看護師には女性が多いため、こうした機器の扱いや原理の理解に不得手な人が多いですが、臨床工学技士の資格があるとこうした機器の専門知識とその機器の原理に繋がる解剖生理への深い知識があるので救命救急ではとても役に立ちます

臨床工学技士になるには厚生労働省が指定する養成所、もしくは厚生労働省が指定する科目を履修可能な大学で専門的知識と技術を終了することで臨床工学技士国家試験への受験資格が得られます。

最近では臨床工学技士から看護師に転職する方もたまに見られますが、そのような方は救命救急で活躍できる可能性がある、ということでもあります。

救命救急看護師であることが資格?

最後に、救命救急で働くことそのものにも資格ぐらい大きな意義があるということについてお話しましょう。

救命救急は生命に関わる一つの究極の現場です。あらゆる疾患・創傷、あらゆる年齢、あらゆる患者が訪れ、しかも重傷で死に直面しています。

そのような患者や家族を看護する中で、看護師は幅広く深い知識と判断力と技術力が身に付けていきますし、精神的・体力的にも強い看護師になっていきます

救命救急の経験がない看護師と比較すればさらにその違いは明らかです。

ですから、例えば履歴書に「救命救急で勤務」と書けば、「ああ、この人はどんな重症や急変にも対応できる看護師なんだなぁ」とか「この人はとてもできる看護師さんなんだなぁ」というイメージを持たれます。

転職の際にはそれだけでも、資格と同じくらい十分な武器になりますよ。

まとめ

どうでしたか?救命救急の看護師からは色々な資格への道ができますね。それに、せっかく救命救急で勉強したことを資格という形にして自分に残して行くのも良いですね。

ところで、救命救急にいて勉強もしていて実務経験があれば資格はとりやすいとお話ししましたが、資格を取るには時間もお金もかかるので、資格の取得への支援体制が整った病院に勤務するのがお勧めです。

救命救急で働いているけど現状で資格を取りに行くのは難しいから転職を考えようかなという方や、資格をとってから救命救急で働きたいけど今の病院には救命救急はない、という方はぜひ転職サイトを活用してください。

転職コンサルタントに相談して資格取得の支援体制や資格取得者への優遇制度など、あなたのキャリアアップのプランに合った病院を見つけましょう!

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